外国人雇用#6(就労系在留資格)
「外国人雇用#3(技術・人文知識・国際業務)」「外国人雇用#4(特定技能)」「外国人雇用#5(技能実習)」では、在留資格「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」「技能実習」について説明しました。
今回は、これらの在留資格のそれぞれの違いについて、見てみましょう。
主な就労系在留資格の違い
それぞれの在留資格の違いについて、外国人を雇用したい企業にとって気になる主なものとしては、以下の項目が挙げられます。
『学歴要件』『滞在期間』『家族の帯同』『職種制限』
これらの項目に関してそれぞれの在留資格ごとにまとめると、下表のようになります。
技術・人文知識・国際業務 |
特定技能 | 技能実習 | |
学歴要件 |
あり | なし | なし |
滞在期間上限 |
なし | 1号:5年
2号:なし |
1号:1年
2号:2年 3号:2年 |
家族の帯同 | 可能 | 1号:不可2号:可能 | 不可 |
職種制限 | なし※ただし、学歴や実務経験と関連性のある業務 | 14職種※2019年4月1日現在 | 1号:なし2号:82職種146作業
3号:74職種130作業 ※2020年2月25日現在 |
目的による「在留資格」の選び方
これまで就労系の各在留資格について説明をしましたが、滞在期間の上限や家族と一緒に生活できることによるモチベーション向上などの長期的な観点から、在留資格「技術・人文知識・国際業務」での受け入れを希望する企業が多いように感じます。
そこで、次回は「外国人雇用#2(外国人雇用の流れ)」でも書きましたが、「人選」について書いていきます。
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