(第1回)外国人社員の「小さな違和感」を拾えていますか?
第1回:外国人社員の「小さな違和感」を拾えていますか?
外国人社員が離職する前には、必ずといっていいほど
「あれ?最近ちょっと様子が違うな…」
という小さな変化が積み重なっています。
ただ、その変化はとても静かで、日々の忙しさの中では見逃されがちです。
■ 「これ、うちの会社でもある…」という“違和感”の例
- 最近、雑談が減り、必要な会話だけになっている
- オンライン会議でカメラをオフにすることが増えた
- 「大丈夫です」「問題ないです」が増え、逆に不安になる
- 質問や相談が減り、指示待ちが増えた
- 急に有給をまとめて取るようになった
- 仕事はこなすが、表情が硬い
- 昼休みを一人で過ごすことが増えた
どれも“よくあること”に見えますが、実は
離職の前兆として非常に典型的
なサインです。
■ なぜ現場は気づいても動けないのか
● 忙しさで「後で話そう」と流してしまう
管理職やリーダーは、日々の業務に追われています。
「気になるけど、今は時間がない」と後回しにしがちで、その
「後で」が来ないまま、
違和感だけが積み重なっていきます。
● 「文化の違いかな…」と自分に言い聞かせる
外国人社員の行動を
「国民性」「文化の違い」
で説明してしまうと、深掘りしないまま終わります。
実際には、
文化ではなく“職場での困りごと”が原因
というケースも少なくありません。
● 本人が本音を言わない構造がある
外国人社員の側にも、言いづらさがあります。
- 評価に影響しそうで言いづらい
- ビザに関わるので弱みを見せたくない
- 日本語で説明する自信がない
- 「迷惑をかけたくない」という気持ちが強い
その結果、
本音は言わないが、行動には出る
という状態になり、それが“違和感”として現れます。
■ 違和感を拾うには「仕組み」が必要
現場の感度だけに頼ると、
- 気づける人と気づけない人の差が出る
- 気づいても「どう動けばいいか分からない」まま止まる
特に、
在留・労務・業務内容
が絡む相談は、現場では扱いが難しく、
「気づいているけど、動けない」という状態になりがちです。
■ 外部の専門家としての“外国人相談窓口”という選択肢
当事務所では、在留・労務・業務内容に関する相談を一次で受け止め、
事実整理と方向性の提示に特化した、外部の専門家としての“外国人相談窓口”
を提供しています。
当事務所の役割は、あくまで
「最初の一歩を整えること」
です。
- 判断はしない(結論づけは企業側)
- 個人的な悩みや背景は企業に共有しない
- 企業対応に必要な事実だけを整理して渡す
こうした
中立的な外部窓口
があることで、
現場は「気になる違和感」を安心して預けることができ、
外国人社員の
離職の芽を早期に拾う
ことにつながります。
当事務所では、
事実整理と方向性の提示に特化した、外部の専門家としての「外国人相談窓口」
を提供しています。
判断はせず、企業が動きやすくなるための
「最初の一歩」
を整えることに徹しています。
■ 次回予告
第2回では、
「外国人社員が会社に相談しない本当の理由」
について掘り下げていきます。
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