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外国人材受け入れガイドブック(福岡県飯塚市)

福岡県飯塚市では、外国人材の受け入れに関する制度概要や外国人材の採用事例を掲載した、外国人材の受け入れを検討している市内企業向けに「外国人材受け入れガイドブック」が作られました。

 

飯塚市の住民基本台帳によると、2021年12月末時点で1,422人が外国人となっていて、国籍別では韓国(491人)ベトナム(285人)中国(191人)となっています。

この「外国人材受け入れガイドブック」では、在留資格全般の説明技能実習や特定技能などの在留資格に応じた受け入れ制度の概要の解説が掲載されています。

また、これから需要が増えることが予想される介護人材高度人材についても解説されています。

外国人材を実際に受け入れている企業の声や取り組みについても掲載されており、非常に分かりやすいガイドブックになっています。

 

この中で興味深いのは、在留資格や受け入れ制度の概要の解説だけではなく、外国人材の定着性につながる部分に言及していることです。

具体的には、以下のような内容です。

まず、統計をもとに飯塚市における1か月の収入・生活費・家賃等を計算し、手元に残るお金を算出します。この手元に残るお金を同じように算出した東京都や福岡市などと比較すると、飯塚市の方が手元に残るお金が多くなります。1年間や5年間で計算すると都心部で働くよりも数百万円の差が出ています。

これにより、都心部ではなく地方で働くことにメリットがあるとされています。

 

日本における労働人口が減少していく中で、外国人も労働力として期待されています。

民間企業による外国人材の積極雇用にとどまらず、地方自治体も外国人材の積極雇用を推進し始めているように感じます。

外国人材の需要の拡大を受けて、都心部での就労だけではなく、地方都市でも外国人材の活用が進むことが期待されます。

 

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